2025.2.4 火曜日

「やる気が出ない」は悪いことじゃない?—アーユルヴェーダが教えるエネルギーの循環と心と体のバランスの整え方

「頑張れない」のはエネルギーの転換期

これまで全力で走ってきたのに、急にペースダウンすることがある。
でも、それは決して悪いことじゃなくて、人間のエネルギーには波があるんです。

例えば、波のように外へ向かって積極的に動く時期と、内へ向かって自分を整える時期が交互にやってくる。

私自身、以前は「常に動き続けなきゃ」と思っていたけど、今は「頑張れないときは、次に向けてエネルギーをためる時期なんだな」と思うようになりました。

無理に動こうとすると、余計に疲れてしまう。
それよりも、今は「流れに身を任せる時期なんだ」と思って、自分に余白を作ってあげることが大切です。

「がんばらない」を選ぶのも大事な選択

頑張れないときって、つい「このままでいいのかな」と不安になりますよね。
でも、アーユルヴェーダの視点では、無理に流れに逆らうと、エネルギーのバランスが崩れると考えます。

特に、こんなサインが出ていたら、一度立ち止まることも大切です。

  • これまで楽しかったことが、なんとなく気が乗らない
  • 新しいアイデアが湧かなくなった
  • 人と会うのが億劫になってきた
  • 頑張ろうと思っても、身体がついてこない

こういうときは、「無理に頑張る」のではなく、「今は流れを待とう」と受け入れる方が、結果的に次のステップにスムーズに進めることが多いんです。

次の流れが来るまでの過ごし方

「頑張れない時期」を焦らずに過ごすために、私が実践していることをいくつかご紹介します。

  1. 頑張らない勇気を持つ

これまでの習慣を、一度手放してみる。
「やらなきゃいけない」と思い込んでいたことを休んでみると、心と体が軽くなることがある。

  1. 体の感覚を大切にする

食事の好みや、身体が求めるものが変わっているかもしれません。
アーユルヴェーダ的に考えると、こういう時期は消化に優しい食事や、自然のリズムに合わせた生活が大切。

  1. 新しいインプットを増やす

行動モードから、受け取りモードに切り替えてみる。
本を読んだり、新しい分野の学びに触れることで、次に進むヒントが見えてくることもある。

  1. 自然に身を委ねる

森の中を歩く、海辺で深呼吸する、何もしない時間を作る。
無理に動かなくてもいい環境に身を置くと、「こうしなきゃ!」という力みが自然と取れていく。

頑張れないときこそ、自分を信じる

今、「頑張らないこと」を選んでいるのは、もしかすると本能的に次のステージに向かう準備をしているからかもしれません。

  • エネルギーには循環がある。外へ向かう時期と、内へ向かう時期がある
  • 「がんばらない」を選ぶことで、本当に必要なものが見えてくる
  • 焦らず、次の流れが来るまで待つことも成長の一部

無理に動かなくても、大丈夫。
今は「変わるための時間」なんだと思って、自分に優しく過ごしてみませんか?

ふとした瞬間に、「そろそろ動こうかな」と思える日がきっと来ます。
そのときが、新しいフェーズの始まりです。

■アーユルヴェーダビューティーカレッジ

自分の感情や健康をマネジメントするスキルが付きます

アーユルヴェーダビューティーカレッジ基礎コース

お問い合わせ