2020.6.6 土曜日

アーユルヴェーダマッサージのメリットとは

アーユルヴェーダマッサージとは

アーユルヴェーダはインドでは医師によって病院で施される医療です。

日本でもアーユルヴェーダサロンは増えてきてケアを受けられる場所も増えてきました。

アーユルヴェーダビューティカレッジの併設サロン「the villas」でも、三ヶ月先までは、おかげさまでリピーターさんでご予約が埋まっております。

では、そのアーユルヴェーダマッサージとは一体何なのか、何が目的で、どんな施術なのかをお伝えします。

アーユルヴェーダマッサージの代表的なケアは、アヴィヤンガ

アヴィヤンガと言うマッサージは、主に「排毒」をメインに考えたマッサージです。

アヴィヤンガマッサージとは、かなり多くの量のオイルを使う全身マッサージです。

アーユルヴェーダオイルは骨髄まで入ると言われるほど、体内まで深く浸透するオイルを使用し、体内の油性で粘着質の体内毒素(アーマと呼ぶ)を油は油で溶かしこみ、マッサージにより体外へ排出する作業を行います。

また、体外への排毒は、汗、尿、便によって行いますが、排尿、排便には、頻度に個人差がある為、基本的には、発汗法(スウェーダナ)を体調に合わせた薬草で炊かれた木のサウナに入り、汗から体内毒素を排出します。

ですので、アーユルヴェーダトリートメントを受けるときは、大体はオイルマッサージ+発汗をセットに行います。

アーユルヴェーダは排毒の為のマイナスの医学

とも言われ、通常の現代医学は、薬を足すなどして、治療にするが、足すと言うことは場合によっては自分に合わない場合や副作用がある場合がある。

アーユルヴェーダでは、身体の中に問題があるならば、シンプルに体外に出せば良い、と言う事にフォーカスした排毒学である。

また、これから身体に良いものを食べ、良い事をしようと思っても、体内が毒素で満たされていたら、せっかく良いものを入れても汚染されてしまう。

だからこそ、まずは身体の中を真っ白にしてから、と言うリセットの為の浄化療法です。

アーユルヴェーダの言葉でも、

「真っ赤な真紅の帯をつくりたければ、真っ白な下地の布を使わなければいけない」と説いています。

また、アーユルヴェーダマッサージで何故オイルを大量に使う理由としては、油を使った排毒の他に、身体の強化を行う目的もあります。

また、アーユルヴェーダマッサージは、アーマが強すぎる時、熱がある時、生理中、妊娠中、炎症性疾患、進行性の病気など、受けられないタイミングもありますので、専門家やセラピストに相談する必要があります。

アーユルヴェーダは強壮学

経典に書いてある言葉がとてもわかりやすく、

「乾燥した日に枯れた小枝を踏むとパキッと折れてしまうが、雨が降った後の湿った小枝を踏んでもしなって、折れない」

簡単に言えば、高齢者など乾いた骨粗相症の方は骨折しやすいが、油を入れて強化をすれば、骨折しにくいと言う意味にもなる。

50年使う家のドアもギシギシしたら油を注すが、100年使う人間の身体にはなぜ油をささないか、いや、さすべきだ、と言うのがアーユルヴェーダオイル療法である。

インド人のどの家庭にも自宅にゴマ油が置いてあり、自分に塗ってセルフマッサージしたり、親が子供に塗ることもあり、アヴィヤンガと言う意味は、「ママの愛の手」と訳されたりもする。

日本ではゴマ油を塗ると言うアヴィヤンガの代わりに、セサミンなどのサプリを経口して身体の強化を図る高齢者が多い。

もちろんこれも効果はあるが、経口したものは、良いものも悪いものも、臓器が分解し体外に出やすいが、皮膚から入れたものは堆積しやすく、だからこそ、骨の強化などをしたい場合は、アヴィヤンガのように、皮膚から塗ってしまう方が、結果的には早いかも知れない。

アーユルヴェーダマッサージであるアヴィヤンガとは、身体の中を排毒し、かつ身体を強化する一挙両得の方法である。

アーユルヴェーダをセルフケアではなく、病院や専門サロンで受ける場合は、ゴマ油はあくまでキャリアオイルであり、それ単独でマッサージをするのではなく、体調に合わせた、ハーブオイルを使う事が通常です。

また、日本ではお客様が、アヴィヤンガやシロダーラなどを受けたいとメニューを選ぶ事が多いですが、通常は、病院で行われるので、医師の問診を受け、体調に合わせたいくつものケアのコンビネーションを受けるのが普通です。

西洋医学でも、患者が治療法を提案するよりは、医師によって提案されるように同じフローがアーユルヴェーダでも行われます。

エステティックの領域であれば、

自ら指定したトリートメントを受けるのでも良いと思います。

アーユルヴェーダビューティカレッジ併設サロンのthe villasでは、体調コンサルを行い、体調改善に必要なトリートメントを提案します。

また、トリートメントの種類はアヴィヤンガ、シロダーラだけではなく、カティバスティ、ピリティリ、ピンダスウェーダ、ウドワルタナなど、体調に応じた専門的なケアを行います(※医療行為は行いません)

アーユルヴェーダトリートメントは、治療にも使われる素晴らしいケアです。

確かな専門家の元、コンサルテーションを受け、必要なトリートメントを受ける事で、体調改善の為の第一歩が期待できます。

アーユルヴェーダビューティカレッジ

学長 新倉亜希

インドアーユルヴェーダ病院と医療連携したアーユルヴェーダスクール

専門的なアーユルヴェーダケアや手技を学びたい方はこちら

アーユルヴェーダ基礎講座

https://www.ayurveda-beauty-college.com/curriculum/#curriculum2

■アーユルヴェーダ専門家が作った日本の薬機法を合格したアーユルヴェーダオイル(内閣府認定 日本アーユルヴェーダ協会認証オイル)

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